週刊YMN Vol.1
2019年もあっという間に終わってしまう! ということで、自分も一年を振り返ってみたりするわけです。今年はほんとにいろんな音楽を聴いて、ライブも行って、本も読んで、映画も観て、美術館にも行ってと、インプットの量に関しては申し分なかったのですが(写真はあまり撮れなかった!)、思っていたほどアウトプットが出来なかったなと。
このブログでも音楽や映画なんかについて、ちまちまと書いてきましたが、全然量が足りん! その理由の一つとして、書くぞ! と意気込むもなかなか上手く書き終えられなくて、記事として公開できなかったものも結構あるんですよね。映画レビューや、ライブレポとか……。
なので、その前段階として、あるいは定期的なアウトプットの場として、毎週気になった音楽や観た映画、身の周りのことなどのトピックをいくつか短めにまとめたものを記事にしようかなーと思っています。
こういうのって、「じゃあ来年から」ってなりがちですが、段々と先延ばしにするのが目に見えているので、思い立ったが吉日、とりあえず始めてみる!
今週の1枚:Tawings『TAWINGS』
また面白いバンドと出会ってしまった。今週の一枚はSpotifyのNew Release Radarから、日本の3ピースガールズバンド、Tawingsの1stアルバム『TAWINGS』。サジェストされたのはM2の「POODLES」で、日本のバンドらしからぬポスト・パンク、ニューウェーブ的な不思議なサウンドに引き込まれました。一聴しただけだと海外のバンドか日本のバンドかわからないという、どこか気持ち悪さとかっこよさが混ざりあったこの感じはJohnnivanなんかとも近いような。
TAWINGSインタビュー|海外インディーと共振するオルタナティヴなマインド | Qetic
『ゴッドファーザー』シリーズを観る
『ゴッドファーザー』といえば、そりゃあタイトルは聞いたことがあったけれど、今まで観たことのなかった作品。最近観た『キング・オブ・コメディ』や『グッドフェローズ』のロバート・デニーロ、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のアル・パチーノが出てることもあって、観てみた次第。
もう、見事にハマりましたね。1、2、3、と続けたこともあってか、比較的評価の低いパート3もめちゃくちゃ感動してしまった。どこまでも救われないコルレオーネ家に、暴力で解決を図ることの行く末をみた気がします。でもそうは言っても、家族を守ろうと足掻き苦悩するマイケルの姿がすごく切ないんだよな~。
あと個人的にはパート2、パート3と進む中で、「ギャラの折り合いがつかず出演せず」みたいなWikipediaに載ってる小話が結構おもしろかったです。
『マリッジ・ストーリー』を観る
タイムラインで何人かのフォロワーさんが絶賛していたのを目にして、調べてみたらフォーラム仙台で上映中だったので観てきました! めちゃくちゃよかった!
ネタバレは避けたいので詳しいことは書きませんが、結婚や、あるいは離婚について考えたり直面したりしている人にはぜひ観てもらいたい映画だなーと思います。ちゃんと話し合うとか相手を思いやるという、言葉で書いてしまえば簡単なことが如何に難しいか、そして大切かということを改めて実感させられます。人生というのは自分が思っている以上にエスカレートして進んでいってしまうのです……。
自分が覚えている限り、スカーレット・ヨハンソンの演技を初めて観たのですが、細やかな表情の演技がすごいなーと思いました。過去作を観てみたいのはもちろん、来年公開の『ジョジョ・ラビット』も楽しみです。
あとは最近観た『グッドフェローズ』のレイ・リオッタが、しっかりおっさんになって出演してたのも面白かった。
公式映像公開でサマソニ2019を振り返る
12月26日、サマソニ公式からサマソニ2019のパフォーマンス映像公開がアナウンスされました。
サマーソニック2019より、ライブ映像をYouTubeアーカイブで12/27より公開🙌
今年の感動をもう一度皆さんにお届けすべく、東京会場よりセレクトしたアーティストをYouTubeにて期間限定でアーカイブ⚡https://t.co/zwKLxSS7rg#サマソニ #summersonic— SUMMER SONIC (@summer_sonic) December 26, 2019
まあ、限られたアーティストではあるのですが……。自分が観た中ではPsychedelic Porn Crumpets 、Two Door Cinema Club、Chvrchesが公開になりました。すべて1曲だけではありますが、やっぱり当日の記憶が蘇ってきて最高の夏にトリップしてしまいます。
TDCCのサポートのドラムのおっさん、めちゃくちゃパワフルだったな~。
あとはやっぱり当日観れなかったアクトを観れるのも嬉しいですね。もう何度言ったかわからないけど、ありがとうサマソニ!
Black Midi「bm bm bm(Dos Monos Remix)」に震える
今週のラストトピックは俺的今日本で一番かっこいい男達、Dos Monos。クリスマスに突如公開されたのが、UKのロックバンドBlack Midiの「bm bm bm」リミックス。そしてリミックスと言えど、ほぼDos Monosの新曲。曲も発想もかっこよすぎか~。
令和にもなってリミックスは新曲じゃないなどと仰る複製技術時代の芸術童貞歴数十年の魔法使いさんはよもやいらっしゃらないと存じますが、曲っていうのは0から1を生み出すに非ず、”曲”って字が表す通り、元々あったものを曲げることによって発生し、その曲がり方の曲物っぷりによって曲たり得るのです
— 荘子it (@ZoZhit) December 24, 2019
そして面白いのが、その話題性に反して個人的にはいまいちピンと来てなかったBlack Midiが、Dos Monosを経由したことで、「あれ? いいじゃん!」となってきたこと。こういう、「このルートを通らないと正解にたどり着けない」みたいな感覚があるから、音楽を漁るのって面白いんですよね。Black Midi、かっけえよ。