2019-12-01

映画『ドクター・スリープ』を観た感想!


ということで、今月末の話題作『ドクター・スリープ』を観てきました!

個人的には満足。ネタバレはあり!




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キューブリックとキング、双方へのリスペクト

映画『ドクター・スリープ』を評価する上での一番のポイントは、この映画が「キューブリック映画の続編」かつ「小説『ドクター・スリープ』の実写化」である、いうことじゃないかなーと思います。

自分は先日予習としてキューブリック版『シャイニング』を観ただけのライトなファンなので、精巧かつ大胆に散りばめられた『シャイニング』の再現シーンに感心しながら、『シャイニング』ではあまり掘り下げられなかった超能力としての「シャイニング」の活躍にワクワクしながら観れたので、かなり満足感がありました。

ただ、レビューやツイッターでの反応を見てみると、キューブリック版『シャイニング』のコアなファンからは「異能力バトルもの」「『シャイニング』の続編じゃなくてもいい」「ホラーではない」といった酷評もあるみたいです。自分もまあそういう意見もわかる(特に『シャイニング』の続編じゃなくても成立する気はする)のだけど、ややこしいのは、そもそもキューブリック版『シャイニング』が原作の『シャイニング』を改編しまくっている(らしい)ことなんですよね。しかもスティーブン・キングが自分で実写化やり直しちゃうくらいには。

自分は映画『シャイニング』を観終わったときに、はたしてシャイニングという能力はなんだったのか……? という疑問が大きかったタイプの人間なので、今回その能力にスポットがあたっていろいろと判明していくストーリーは、『シャイニング』の補完的な意味で良かったなと。

結局、マイク・フラナガン監督自身が「キューブリック映画に敬意を払いつつ 、真の続編に」、「小説『シャイニング』のテーマも」と語っているように、その二つを一つの映画の中で成立させたことについては、絶妙なバランスだったんじゃないかなと思います。なので片側に強烈な視点を持ってしまうと、物足りないのはしょうがない……。

脳内サイキックバトルが熱い

自分は今回の「シャイニング」による異能力バトル、結構楽しめました。笑 もともとが中二病体質なので……。相手の頭の中に侵入して闘うという設定が、夢に侵入する『インセプション』を彷彿とさせてかなり興奮。

そしてシャイニングを持つ、クールで小憎たらしい少女アブラの相手を翻弄する姿がとてもよかったです(たしかに相手が弱すぎた気もするけれど)。アブラ役のカイリー・カランの演技の中では、ダニーが取り憑いて「二日酔いみたいだ……」と言うシーンが特に好き。

あとはやっぱりダニーvs.ローズのラストシーン。ダニーが長年かけて封印してきた幽霊たちを解き放つ、トランクが一斉に開いていくシーンにはゾクッとしました。ダニーがホテルを歩き回ってるとき、意外とみんな出てこないな……と思ったのだけれど、こういう使い方をするのか~と。そして彼らがローズを倒した後に、ダニーへ向かって来るのがね。あそこで、ありがとうさよならって成仏するようではシャイニングじゃないってね。

正直予告を観た限りではもっとホテルが舞台になるのかと思ってたので、前述したように『シャイニング』の続編じゃなくても、という気持ちはあります。でもラストに向けた盛り上がりと、サイキックバトルと『シャイニング』のリンクという点で、自分はかなり楽しめたので良かったなーと思いました。




まとめ

兎にも角にも、(ライトなファン視点で観れば)ファンを喜ばせる要素盛りだくさんの映画だったんじゃないかなーと。40年後の世界から始まると思っていたのに、冒頭が40年前のその後から描かれていて、その再現性の高さにも驚かされました。ダニーの師であるディック・ハロランの登場には俳優さんが激似だったこともあり、二重の意味で「あんた生きとったんか!?」という驚きがありました(ハロランを演じたスキャットマン・クローザースは1986年に亡くなっています)。

そして今回ある意味一番活躍したのは「お風呂の老婆」ですね。彼女については登場シーンが多すぎて、だんだん可愛く見えてくるほど(とくにアブラとのラストシーン)。もうお風呂のシーンになるたびに「そこにいるんやろ!」とみんな突っ込みたくなったんじゃないでしょうか。

『ドクター・スリープ』の公開が名作『シャイニング』を観るきっかけにもなったし、『ドクター・スリープ』自体も楽しめたので、自分としては良い体験になりました。あと猫が可愛い。ありがとう! では!

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