YMN Release Rader No.5-最近のニューリリース Tame Impala、Roosevelt、Foster The People
SpotifyのNew Release Raderのプレイリストを聴いていたら、今週のリストが個人的にめちゃくちゃ豊作だったので、半年以上ぶりに復活のこのコーナー(いかんせん継続できない質なので)。
まあ今回も気になったニューリリースをゆるくご紹介します。
Tame Impala – Patience
最近、4年ぶりのアルバムが今年出るとか出ないとか噂になっているテーム・インパラが、3月22日に配信限定でシングルをこっそりリリース。今朝、Spotifyでテーム・インパラを流しながら朝ごはんの準備をしてたら、突然聞き覚えのないピアノの伴奏が始まってびっくりしました。
全体を通して聴くと、ふわふわとしたゆるいケヴィン・パーカーのボーカル、うねるような太く低く響くグルーブ、といい意味で「あ~、テーム・インパラの曲だな~」という感じです。ただやっぱり印象に残るのがイントロ、中盤、ラストと随所に入るピアノ。彼ら(というかケヴィンですが)の曲に今までこういうアプローチってあんまりなかったんじゃないかなーと。また新しいことやってんな~みたいな。
それで何回か聴いていて、どこか引っかかる既視感があったんですが、これアレックス・ターナーが『Tranquility Base Hotel & Casino』で魅せてきたやつじゃん! と。Youtubeのコメントを見たらやっぱり同じように感じた人が結構いたみたいで、「彼らは一緒に仕事をしすぎたんだ」とか言われてました。
自分はテーム・インパラもアークティックもどっちも好きだし、今年の夏は日本で彼らを観ることができなさそうなので、ケヴィンの新たなアプローチによる新譜を楽しみに待ってます。
Roosevelt – Everywhere
サイケではないけれど、このめちゃくちゃ踊れる音楽はテーム・インパラが好きな人は結構ハマるんじゃないでしょうか。ドイツの若きプロデューサー、ルーズヴェルト も3月22日にニューシングルをリリースしました。
ルーズヴェルトはなんと言ってもこのベースラインとドラムのリズムがクセになるんですよね。そしてめちゃくちゃ歌唱力があるとか、歌がうまいというわけではないんですけど、そこに絶妙にマッチする素朴なボーカル。たまんないです。
先月リリースしていた「Falling Back」も合わせてぜひ。
まだ来日したことがないということで、初来日したら絶対観たいアーティストですが、今年の夏フェスは今のところ無さそうかな……。
Foster The People – Style
こちらも最近ちょこちょことシングルをリリースしているフォスター・ザ・ピープル。個人的に「フォスピ」って呼んでるんですけど、あんまり流行らないですかね。
テーム・インパラ、ルーズヴェルトもそうですが、このフォスター・ザ・ピープルも、初めてでも数秒聴けば「あ、フォスピの曲だ!」と理解させるほどのスタイルを確立しながら、同時に新しいことに挑戦していることも伺えて、ほんとにすごいなと思います。そしてこの先もどんどんいい曲に出会えるという喜びが。
自分としては彼らの過去3作は3枚とも捨て曲無しで、アルバムを通してダレずに聴ける稀有な存在だったりします。と言ってもよく聞き始めたのはここ1年くらいなので、早くリアルタイムでの新譜に出会いたいなと思っているところ。
まとめ
今日取り上げた3バンドは割とファン層が被るところがあるんじゃないかなーと思うので、あんまり興味がなかった曲があったらぜひ聴いてほしいです。
そしてテーム・インパラとフォスピに関しては、そこはかとなく新譜の匂いもしたりしなかったりなので、続報に期待です……。
では!
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