2019-01-12

No Buses / Boring Thing―気になる一枚


 

元旦。新年早々に今年注目したいバンドのひとつNo Buses(ノーバシーズ)が新しいMVを公開しました。

どこか儚げで頭から離れないギターとベースのリフ。そして荒い音質と正方形の画面。「あえてのローファイ感」がガレージロック、UKロック、オルタナティブロック好きの心をがっしり掴みに来てます。

イギリスの雄アークティック・モンキーズの楽曲から、「字面がすっきりしてるから」という理由で名前を取ったというNo Buses。自分も彼らを知ったきっかけは、「アークティック・モンキーズ」でワード登録しているGoogleアラートに、「Cut My Nails」のMV公開のニュースが引っかかったからでした。

そんな今注目の彼ら、No Busesを取り上げたいと思います。

【ライブレビュー】圧倒的リフメーカー! No Buses ―揺らぎ自主企画” WEARING THE INSIDE OUT “に行ってきたよー。

男女混合の4人組大学生バンド No Buses

近藤大彗(Vo&Gt)、後藤晋也(Gt)、杉山沙織(Ba)、市川壱盛(Dr)の大学生4人組による2016年結成のインディーロックバンド。

去年のサマソニにも出演した彼ら。自分は完全に見逃してました。ほんとにフェスの予習不足で注目のバンドを見逃していたことに後から気づいたときの後悔と言ったら……。

そんな彼らが今、世界から注目されている最大の理由は「Tic」のMVがバズったこと。それも南米を中心に。

メキシコ、アメリカ、チリ、ペルー、ブラジル、コロンビア等々、南米の音楽好きの心を掴んだこのMV。現在33万回を超える再生数になっていて、コメント欄も様々な国の言葉で埋め尽くされてます。

海外でバズった理由としては「アークティック・モンキーズの関連動画にサジェストされた」というのが有力らしいですが、本人たちもいまいち把握できてない様子……。アークティックやストロークス、レッチリに影響を受けたという彼らなので、ぜひ海外進出も期待したいところです。




Boring Thing

Boring Thingは去年の12月にリリースされた彼らの1stEP。疾走感溢れる「Girl」から始まり、各3分以内に収めた4曲の中に彼らの魅力がグッと詰まった1枚です。そして現在その中から2曲のMVが公開。

「Girl」はレトロな色合いに4分割された画面の中で淡々としたプレイ。が続くと思いきや、謎のダンスが始まったり、チーズやらハムやらが飛んできて張り付いたり、大学生らしい彼らのおちゃめな一面を垣間見ることが出来ます。

そして自分がNo Busesを知るきっかけとなった「Cut My Nails」。気だるそうなボーカルとは裏腹に、近藤くんが東京各地で踊りに踊ります。近藤くん、めっちゃポップやん。

思わず踊りだしたくなるんだけど、視線はちょっと足元に。そんな「明るめ陰ポップ」とでも言いたくなるような彼らが鳴らすロックに、自分は新年早々魅了されてます。

 

何がこんなにも惹きつけるのか

彼らのMVへのYou Tubeコメント欄を眺めると、「アークティック・ストロークス」や「ジョン・レノンの息子」というような、アークティック・モンキーズとストロークスを引き合いに出すコメント、そしてそのビジュアルに関する言葉が並んでいるのがわかります。

それを見るに、彼らの魅力が何かと言えば自分はその2つに尽きるのではないかと。

まず「2000年代を代表するロックバンドを彷彿とさせるサウンド」。有名なアーティストの曲名から名前を取ったバンドなんて世界に腐るほどいる中で、No Busesが特別なプロモーションを受けたというわけじゃありません。様々な国籍の人達にアークティックやストロークスを連想させる音楽性。そして、イントロのリフ一発でロックファンの肥えた耳をグッと掴む、抜群のセンスと技術があってこそ残せるインパクトです。

2つ目は「なんだか不思議なキャラクター」。笑 ジョン・レノンについては「大学に入って目が悪くなったので買った」という丸メガネと長髪のせいだと思いますが(黒板が見えるようになって何より)、「Girl」や「Cut My Nails」のMVを見てわかる通りバンドの可愛らしさ、愛らしさが良いんですよね。

この動画を見てもらえるとわかるかと思いますが、知恵袋、牧場、留年、アウトドアなどなど、彼らの音楽を聴いて抱くイメージとは少しズレたギャップが、逆にそのサウンドと絶妙に相まって大きな魅力になってるなーと感じます。




今年は必ずライブへ! そして世界から愛されるNo Busesに期待

ということでつらつらと書いてきましたが、彼らのコアなファンならこう思うでしょう。

「まずライブ見てから言えよ!」と。

 

見てえよ!!!!

【追記】見ました!!!

 

はい。今年は彼らだけを見るためでも、東京でもサマソニでもフジロックでも行くくらいの所存です。言うなればARABAKIにもぜひ……。

そしてまだEP1枚出しただけの段階で、ここまで世界中から愛されてるバンドってなかなかいないんじゃないかと思います。まだまだこれからの彼らの活躍に期待大です。では!








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