2018-05-17

20歳とニューヨーク②


ニューヨークってただの街並みだけでもこんなに絵になる。近代的な建物と蔦が絡まりまくった古い建物が交互に建ってたりごちゃまぜなんだよね。でも、そうして出来上がるのがニューヨーク。

前回の次の日の話。

2月19日

2日目。メトロポリタン美術館。シティパスの買い方がわからなくておばあちゃんに苦労掛けた。インフォメーションセンターの日本人のところまで連れてってくれて、よかったねって言ってくれた。話していて、なんとなくわかる人と全然聞き取れない人がいる。あと、根本的に間違ってるとさっぱり意思疎通できない。
シティパスくれたお姉さんは冷たかった。
クロークの兄ちゃんは預けるとき何か言われたけどわかんなかったら、ぶつぶつ言われたけど、帰りには、よかったか? って訊いてくれて笑ってくれた。初めてチップ渡してセンキュー言われた。
美術館の警備員はみんな、ポケットに手突っ込んで、寄っかかったり、ガム噛んだり、スマホ弄ったり。そしてみんな太いでかい。
男の子の写真の邪魔に成らないようによけたらお母さんにセンキュー言われた。
アメリカの人というか、ニューヨークの人というか、会った人達は、冷たくも、温かくも人間的だと思った。
夜は、スーパーでも、デリでも買う勇気がなくて、ホステルのカフェでは食べ物見ても食べる気になれなくて、ペプシだけ。
アメリカに一人で来て、英語話せないなんて、恥ずかしい事だと思う。でも僕は恥かくために来たんじゃないのか。恥かいたって誰も気にしない。ここはアメリカ。僕は一人。何事も為さねば成らない。2月19日

 

2日目にしてなんとも追い詰められている様子。ペプシだけって。笑

メトロポリタン美術館のシティパス探しは全然見つからなくてほんとに大変だった。そして、黒人英語と白人英語が違うのは何となくわかってるつもりだったけど、白人でもお年寄りだとさらに意思疎通ができないことも判明。まあ、日本にいても同じようなことは感じるので単にコミュニケーションの問題か。

「一人でニューヨークに行きました」って言えば大抵の人は「え! すごいね!」って言ってくれるけど、現実はこんなもの。別に留学したわけじゃないし、何かを成し遂げようと思ってアメリカに向かったわけでもない。自分探しの旅ってわけでもなかった。でも、何かを得たり、成長したりできるものだとは期待していたんだと思う。

なかなかポエミーに締めてはいるけども、この旅で学んだのはこの部分に尽きると思う。行動を起こしたからと言って、必ず成長できるわけじゃない。でも、行動を起こさなければ、自分に何が足りないのかはわからない。20歳はただただ、ニューヨークで無力を感じた。

それにしても、こうして読んでいると出会った人たちの温かさもしっかりと思い出せるのは良い。

 

NYのレコードショップで買ったグライムス

正直なところ、限定版でもないのでニューヨークで買う必要なんてなかったんだけど、ニューヨークのレコードショップで買い物がしたかった20歳。この頃、youtubeのMVでハマっていたグライムスの「Oblivion」収録の『Visions』を購入。

自分としてはポップで結構元気が出る曲で、旅行中も元気づけられたんだけど、彼女にとってはトラウマを歌った曲だったよう。英語がわからないとこういうことも起こる……。

 

 





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